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ちゃんぽん食べたか

標題は、フィリップくん演じる長崎から上京した主人公が「ちゃんぽんを食べたい!」と故郷を懐かしむさだまさしの若き日を描いたドラマのタイトル、ではなく、修学旅行から帰岡した下の子に長崎名物である「ちゃんぽんを食べたの?」と土産話を聞く私の日記のタイトル。

上の子は中学校の修学旅行で、皆んながちゃんぽんを食べている横で一人麻婆豆腐を食べたそうだが、その麻婆豆腐が「絶品だった」と6年経った今でも言う。

まぁ、うちで「麻婆豆腐」と言えば、私が作るCook Doかふじっ子(丸美屋の麻婆豆腐の素は我が家では不評)、か、夫の母親が作る「豆腐の味噌汁に片栗粉でとろみをつけた『なんちゃって麻婆豆腐』」、か、バーミヤン、か、で、上の子がファミレスではないレストランの麻婆豆腐を食べたのは、後にも先にもこれ一回だけ、なのだが。

さて。

下の子の中学校の修学旅行は、5/11〜5/13だった。

5/12に、「5/13に博多で大地震が起こる!」とのものものしいニュースの見出しを、Yahoo!のトップページで見かける。

ニュース本文を見てみると、 

「当編集部に、過去に何度も大地震を予言・的中させてきたことで有名な某大のさる教授から、4月末に、突然、メールが届いた。

そのメールによると、『5/13に博多で地震が起こる可能性がある』とのこと。

編集部では急遽、GWを返上して教授への突撃取材にあたった…」

という、女性週刊誌の記事だった。

女性週刊誌の記事、というと、ロシアで巨大隕石が落下した頃、美容院に置いてある女性週刊誌の表紙で「日本に巨大隕石が落ちたら!?」との見出しを見かけて、詳細なシミュレーションでもやっているのか、と思って手に取ってめくってみたら、芸能人のスキャンダルをでかでかと書きたてている隅の、せいぜい1/4ページあるかないかのスペースに、「ロシアで巨大隕石が落下したそうだ。もしこれが日本に落ちたら!? と考えるだに恐ろしい」と書かれている、というだけの、シミュレーションもへったくれもない記事で、がっかりしたというか呆れた記憶がある。

多分、この女性週刊誌編集部の方から、「某大のさる教授」に、「今後、国内で地震が起きそうなところを教えてください」とコンタクトを取っていたのだろう。

「某大のさる教授」は、それに対して、「1年前の熊本地震の影響を受けていることが考えられるので、13日を含む5月中旬頃に博多近辺で地震が起きる可能性はある」との返事を「メール」で送ったのだろう。

その返事の回答期限は、「○日頃までに」とある程度の幅を持たせてあり、この女性週刊誌編集部では「某大のさる教授」のメールが「必ず『●日に』届く」かはわからなかった=「突然」届いた、ということになるのだろう。

そして、「某大のさる教授」の前に「過去に何度も大地震を予言・的中させてきたことで有名な」との枕詞(いや、長いから序詞か)をつけて、送られてきたメールをもとに記事を作ったのだろう。

幸い、5/13に博多で大地震が起こることはなく、新幹線のダイヤの乱れ等もなく、下の子は無事に修学旅行から帰宅した。

「5/13」に「博多」で地震が起こる可能性は、あっただろう。

というより、地震国・日本で、地震が起こる可能性がないところなんて、存在し得ないのだ。

女性週刊誌編集部が「某大のさる教授」に「今後、国内で地震が起きそうなところ」を尋ねて、「某大のさる教授」が「国内全域」と答えたら、記事にならないのだろうが。

ちなみに、下の子は、長崎では昼食にちゃんぽんではなくから揚げを食べようとしたが時間がおしていてゆっくり味わうことができず、民泊先の佐賀県唐津市では夕飯に大量のトマトが出されてトマト嫌いの下の子はせっかく出されたものを残す訳にもいかず泣き泣き食べて、

「修学旅行中の食事で一番おいしかったのは、最終日に『閉園になる前に一度は行っておこう』と立ち寄ったスペースワールド内のハンバーガーショップで食べたポテト」

だったそうだ。