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汚れちまった悲しみ

残業をこなし

疲れた身体を引きずって

荒れた暗い部屋に帰る。

灯りを点けず

ソファに身体を投げ出すと

スゥっと、君はすりよってくる。

「あぁ、また君か…」

君は答えず

僕の胸の上に

ズゥンと重くのしかかる。

もう何年になる?

あれからずっと君は此処にいるね。

それでも此処には君しか居ないから、

君が居なくなると僕はホントに孤独になるんだろうな。

孤独よりは君がマシだなんて、、笑うしかないね。

てもさ、

もう長い間

君をこうして抱きかかえてるから、、

真新しかった君も

随分薄汚れた。

中原中也の一節が、

違って聴こえるよ。