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哀しみ

2件隣の奥さんが亡くなった。

引っ越した時から妻や娘、それに前に飼っていた猫もお世話になって、

その恩返しも出来ないままに逝ってしまった。

病気のことを知ったのは去年の春頃

それを妻から聞き、衝撃を受けたのを覚えている。

一昨日から昨日にかけて、

霊柩車を見たとか、お坊さんが来たとか

色々な情報が交差して、

田舎と違って隣の家がどうなっているのかなんて

そんなに情報は流れないらしく、都会のマンション見たいな隣人のことは知らないらしい。

妻と相談して、同じ自治会の敬老会のまとめ役をしている人に尋ねに行った。

そしたら、ご主人の方から自治会に連絡があって

通夜や告別式の内容で

亡くなったのは一昨日のことだった。

妻と相談して、思い切って焼香しに出かけた。

ご遺体を前にすると現実が目の前にあり、

噂の話は吹っ飛んだ。

焼香させて頂いた後、ご主人と息子さんと話して、色々なことを思い出して涙が止まらなかった。

自分の親や妻の親が亡くなった時も

哀しみはあったものの涙を流すことはなかったのに、

歳を重ねたせいか、去年のえのぐを亡くした時にも涙し、そして昨日も涙した。

娘の時は幼稚園の帰りに寄ってなかなか家に帰って来なかったことや

小学校や中学校、高校の入学の度にお祝いを頂き

娘の結婚式の時には出席して貰い

もちろん、息子さんの結婚式にも出させて頂いた。

前に飼っていた猫は、外にいることが多く

家に帰ってきて、誰もいないと知ると

ここのお宅まで行き、庭先で鳴いて、家に入れて貰い、中まで見て、誰もいないのを確認して自宅に帰っていくという、風変わりな猫だった。

孫もこれを届けてと云うと喜んで持って行き、

帰りにお返しのお菓子を貰って帰って来た

自分も含めて家族全員が世話になって

何も恩返しが出来ないままに終わってしまった。

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