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川柳への誘い***私が好きな古典&現代

(古典)

俺に似ろ俺に似るなと子を思う

葬列の最後は稲を刈る話し

売家と唐様で書く三代目

蟻ひとつ娘盛りを裸にし

桶売りはなんにも無いを汲んでみせ

看板や絵を描くほうはベレー帽

母の手を握って炬燵仕舞われる

居候三杯目にはそっと出し

役人の子はニギニギを良く覚え

(現代)

ストレートな表現ではないので、一見、難解句かとも思われますが、再読するうちに何かを感じて頂けるかと思います。

水はつららにつららは水になりました

寸として男の胸に鶴が舞う

☆上記二句は、私の師である、番傘川柳本社の元主幹であり、小説新潮西日本新聞の川柳選者をされていた。

故・岸本吟一氏の代表句です。

(現代川柳・新思潮)より

桜終ればみんな独りになりたがる  吉田州花氏

五十歳でしたつづいて天気予報   杉野草兵氏

ペンキ屋が残り時間を塗っている  鮎貝竹生氏

主文からしたたり落ちて来るしかし 福井陽雪氏

葉桜の坂なら君達の手を離す    山崎夫美子氏

立ちくらむ音なき都会という異国  姫乃彩愛氏

斜めに「ら」と書くてのひらの残響 姫乃彩愛氏

終着駅はさくらの一生かもしれぬ  姫乃彩愛氏

雨のカフェメランコリーを重く飲む 月野しずく氏