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無題2090 南スーダンPKO突然の撤収 非武装のまま戦闘させられた自衛隊

南スーダンPKO突然の撤収 非武装のまま戦闘させられた自衛隊

2017.03.12

中国製などの武器を持つ反政府軍自衛隊は、2016年7月7日から激しい銃撃戦になったとされている

引用:AFPBB News http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/2/5/-/img_257a023d6a571f80f88fdc2029b7b1f5287571.jpg

突然の撤退表明

2017年3月10日、政府は南スーダン国連PKOに派遣している陸上自衛隊を、5月末に撤退させると表明しました。

現在派遣している部隊の後続部隊を送らずに、そのまま撤収させる模様だが、あまりに唐突の感をぬぐえない。

民主党野田政権時代の2011年7月、国連安保理決議に基づいて南スーダン共和国国連派遣軍が駐留する事になった。

野田政権は反米対決の鳩山政権や管政権との違いを打ち出し、親米協力姿勢をとって民主党を立て直そうとした。

鳩山・管政権時代には閣僚が「米軍は迷惑軍」「出て行ったらどうか」と言い、管首相は「米軍は地震を利用して再占領しようとしている」と言っていました。

その後1ドル76円の超円高になり、野田首相は大胆な為替介入で円高是正を公約に掲げ、アメリカとの協力を打ち出した。

アメリカの協力を取り付けるためには同盟国としての義務を果たす必要があり、その一つが自衛隊による南スーダンPKO派遣だった。

いわば鳩山・管の反米姿勢から転換し、「アメリカへの忠誠心」の証明として派遣せざるを得なくなった。

民主党議員は「アメリカが”地震兵器”を使用して大震災を起こし、地震を利用して日本の植民地化を狙っている」とまで言っていました。

11月15日に自衛隊南スーダン派遣を閣議決定し、11月28日に司令部要員が出発し、年を明けた2012年1月から先遣部隊が派遣されました。

南スーダン建国後すぐの2012年4月に南北スーダン国境紛争が発生し、以来5年間に渡って無防備に等しい状況で戦闘地帯に孤立する事になった。

自衛隊の現地任務はインフラ整備のための道路工事だったが、周辺には武器を持った武装勢力やテロリストがうろついていました。

「隊員に犠牲が出れば辞任」と発言した安倍首相

民主党民進党)は「非武装中立」を党是にした社会党の流れをくんでいるので、自衛隊そのものに敵意を持っており、武器を持っていくことなど論外という論調だった。

自衛隊がもっていった武器は数丁の軽機関銃と護身用の拳銃だけだったと思われ、発砲して良いのは自分の生命に危険が迫ったときだけに限定されていた。

2012年12月に安倍首相の自民党政権に変わったが、状況は悪化し自衛隊が戦闘地域に取り残されていた。

安倍首相は2013年に安保法制の整備方針を示し、2014年に国会提出したが、野党やマスコミ、言論人が戦争可能法案だとして反対し、大揉めに揉めました。

結局法案は成立したものの安保法制は骨抜きになってしまい、「敵から攻撃されるまで(自衛隊員がしぬまで)反撃してはならない」のは何も変わらなかった。

しかも安倍首相自身の不手際もあり、「できない事」が次々に増えて行き、危険な南スーダンに装甲車1台も輸送できなかった。

南スーダンの状況はさらに悪化して大統領と副大統領がそれぞれの軍隊を率いて内戦を始めてしまい、事実上紛争中の国家に自衛隊が非武装で駐留している状態になった。

2016年11月には第11次派遣部隊が派遣され、安保法制施行によって「駆け付け警護」任務が加えられたが、装備はほぼ非武装のままだった。

2017年には派遣部隊の「日報問題」が明るみになり、2016年7月7日から12日まで現地勢力と銃撃戦を行っていたと推測されている。

戦闘行為をするなら戦車でや戦闘ヘリも持って行き、基地機能も兵士の安全を確保するよう整備すべきだが、ここでも何もしないまま放置しました。

そうこうしている間に安倍政権は森友学園安倍昭恵夫人のスキャンダルが表面化し、天下りや閣僚の失言などで野党に追求され守勢に回っている。

年頭の予想では安倍首相は春には衆議院を解散して憲法解散に乗り出すと見られたが、逆に首相退陣すらありえる状況になっている。

首相は南スーダン自衛隊員に犠牲が出たら辞任すると言っており、非武装のまま戦闘すれば実際にそうなるのは時間の問題になっている。

言ってしまった事はもう撤回できないので、そうなる前に自衛隊部隊を南スーダンから撤退させ、政権延命を図るというところではないだろうか。

後は森友学園で新たな首相や昭恵夫人の関与が出なければ、安倍首相はこの危機を乗り切れるかも知れない。

引用URL

http://m.thutmosev.com/article/69874378?guid=ON南スーダン 週内にも撤収命令